心身のストレスが原因となる緊張型頭痛|専門機関での効果的な治療

男の人

薬を使用しての治療

頭を押さえる男性

頭痛外来のある病院や、神経内科では緊張型頭痛の治療のため、効果の高い治療薬を処方します。頭痛の痛みを緩和させる非ステロイド性の鎮痛薬や、塩酸エペリゾン剤などの筋弛緩薬を用いるのです。鎮痛薬を使用することで、感覚が鈍麻するため緊張型頭痛の痛みも負担とならなくなります。しかしながら鎮痛薬は痛みを取り除くために用いるものなので、飲み続けても根本的な治療とはならないのでは、と多くの人は考えます。ですが、緊張型頭痛はストレスによって症状が重症化するため、痛みを放置することは症状をさらに深刻なものとする場合があります。鎮痛薬を服用しながら、同時にストレスを緩和させる措置を行なえば、緊張型頭痛を重症化させずに治療を行なうことができるでしょう。筋弛緩薬であれば、交感神経による筋肉の緊張を取り除き、血行を促進させる効果が得られます。筋肉の緊張による頭痛を抑えることができるので、緊張型頭痛に対して高い効果が得られるでしょう。姿勢の悪さによって筋肉に負担を与える身体的ストレスと、精神面への負荷で筋肉を緊張させる精神的ストレスの両方に、この筋弛緩薬は効果を発揮してくれるのです。

鎮痛薬や、筋弛緩薬は、身体面への負荷が緊張型頭痛の原因であると診断された場合に処方されます。精神的なストレスが原因である場合は、精神の負荷を抑える薬が用いられるのです。ジアムパム製剤などの抗不安薬や抗うつ剤、さらにはセロトニンの量を増やすSSRIと呼ばれる薬剤も使用されます。この三つはうつ病や強迫性障害などの精神病にも使用されるので、使用することをためらう人もいるでしょう。精神病に使用する薬と聞けば、多くの人はその依存性の高さを懸念するものです。緊張型頭痛のために精神病の薬を使用するのは大げさだと考える人もいます。ですが、この緊張型頭痛はうつ病に発展する場合もある病です。精神病の薬を使用することで、うつ病が発症するリスクを効果的に低減させることができるでしょう。抗不安薬やSSRIを使用することで、体に与えられる不安感を払拭し、緊張型頭痛を起こす交感神経の働きを抑えることができるでしょう。精神病に使用する薬は安心感を与えてくれるので、用法用量を守らずに頻繁に使用してしまう人が多いものです。抗不安薬やSSRIなどの薬は重度の緊張型頭痛に使用されるものです。あくまで症状の悪化により、うつ病などの二次障害が発症することを防ぐ目的で処方されるものであるため、薬を飲み続けても症状が治るわけではありません。精神に関する病は薬剤で治すのではなく、最終的には本人の治そうとする意志が重要となります。医師の治療カリキュラムに従い、前向きに治療へ取り組みましょう。

緊張型頭痛を治療する場合、気をつけなければならないのが薬物乱用頭痛と呼ばれる症状です。たくさんの薬を日常的に服用することで、却って頻繁に頭痛が引き起こされてしまう状態を指していわれます。緊張型頭痛や偏頭痛など、頭に痛みが発生した場合、すぐに専用の鎮痛薬を使用する人も多いでしょう。緊張型頭痛は痛みのストレスで慢性化する場合もあるので、薬を飲むことで痛みを抑えれば、慢性化の抑止にも効果的だと思えます。しかし、ちょっとした頭痛にまで鎮痛薬を使用すると、脳が徐々に痛みに対して敏感になってしまうので、却って頭痛が慢性化してしまうことがあるのです。頭痛が起こる回数が増える上、鎮痛薬自体の効き目も悪くなってしまうため、薬にばかり頼るのは問題となります。特に緊張型頭痛はストレスが原因となる病です。頭痛の回数が増え、常用する薬の効果も悪くなれば、与えられるストレスも膨大なものとなるので、うつ病などの二次障害に発展する恐れもあります。鎮痛薬や抗不安薬などの薬を使っての治療は一時しのぎのようなものと考え、根本的な原因である筋肉の凝りやストレスへの対処を主眼に治療を行なうようにしましょう。